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2005年06月15日
[読書] インテルのアンドリュー・S. グローヴ の本
読みたい本メモ → 読みました
| インテル経営の秘密―世界最強企業を創ったマネジメント哲学 | |
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日本では96年に初版は発行になった本。Wintelが絶大なるパワーを示し始めたころでしょうか。インテル経営者といえば、ムーアの法則(半導体の集積密度は18~24ヶ月で倍増する)のゴードン・ムーア博士が真っ先に浮かんできますが、このアンドリュー・グローヴも超一流の経営者として名高いという。
この本は基本的にミドルクラスのマネージャーがどういう風に仕事して、業績をあげていくべきかについて自分のインテルでの実践や経験を元に語っています。冷静に淡々と語られていて、よくありがちな自慢話的なエピソードが幅を利かせることもなく、非常に参考になる内容でした。
印象に残ったところを引用もしくは要約しておきます。
■ワン・オン・ワン p116
インテルではマネジャーと部下が一対一でミーティングすることが仕事上の関係を維持する上で重要であると位置付けている。
■知識のパワーVS地位のパワー p136
地位のパワーとは意思決定をするマネジャークラスを指し、知識のパワーとは技術者などの現場担当者を指す。現在のように技術革新が早い時代には、二つのパワーが対立するのではなくて、円滑に協力していくような体制・運営にならないと、間違った意思決定になってしまう。
■意思決定のための六つの質問 p147
・どのような意思決定をする必要があるのか
・それはいつ決めなければならないか
・誰が決めるのか
・意思決定をする前に相談する必要があるのは誰か
・その意思決定を承認あるいは否認するのは誰か
・その意思決定を知らせる必要がある人は誰か
■二重所属制度 p184
組織を機能別にわけるべきか、使命別(事業部制)にわけるべきか。前者は効率的だが目的を見失いがち。後者は一丸なれるが重複が多く非効率。そのためにインテルでは混血組織と呼ぶ、体制をとり入れ、人によっては二つの部門に所属することになる。この混血組織の運用について説明している。
■モチベーションについて p211
マズローの欲求段階説がでてきます。やっぱり、基本なんですね。
■価値観の共有はマネージャーの重要な仕事 p233
組織が一致協力し、経営管理上のスタイルが進歩していくことを望むなら、共通の価値観を部下に伝えていくことが重要で、その仕事はマネージャーが責任をもって進めなければならない。
■評価は可能性でしてはいけない p246
可能性でなくて、実績で評価しなくてはいけない。可能性とは実質以外のものをいう。
■評価方法 p250
進捗報告、四半期目標対実績、ワンオンワンミーティングのノートなどの資料に目を通し、白紙に部下のありとあらゆることを書き込む。そして、項目間の関係を見つけ出し、伝えるべき内容に優先順位をつけて、それを考課票に落とし込んでいく。
■考課票を部下に見せるタイミング p263
私の経験では対話する若干前に文書を部下に渡しておくのがよい。部下は事前にくまなく読んで消化し、面接時には感情的にも理性的にも準備ができており、面接時に対話に集中できる。
■訓練、教育 p292
訓練、教育もマネジャーの重要な仕事である。
果てして自分はいくつ実践できていたのだろうか。orz 反省だけだから、いつまでも猿?
投稿者 nekobara : 2005年06月15日 17:11
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