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2006年10月25日

[読書] ビジョナリー・カンパニー

ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則
ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則ジェームズ・C. コリンズ ジェリー・I. ポラス James C. Collins

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ビジネス書新古典シリーズということで、『ビジョナリー・カンパニー』も読んでおかなくてはと、読んだ。はっきり言って、ためになったし、面白かった。昔はビジネス書を積極的に読むことはなく、読んでも斜に構えて、鼻で笑っていたが、今は素直に読んで、単純に感心している。完全におやじの仲間入りだね。>自分

ビジョナリーカンパニーとは、最高のなかの最高の会社で長年に渡って、業界を代表する企業としての地位にとどまっている企業のことだ。3M、アメリカン・エキスプレス、ボーイング、シティコープ、フォード、GE、HP、IBM、J&J、マリオット、メルク、モトローラ、ノードストローム、P&G、フィリップ・モリス、ソニー、ウォルマート、ウォルト・ディズニーなどがビジョナリーカンパニーである。

ビジョナリーカンパニーといわれる企業は独自の経営手法を持ち、時にはカルト集団のような趣きすら見せる。社員ではなくて、例えばIBMマンやモトローランになることを求められる。つまり、基本理念がしっかりと会社全体に運営にDNAのように組み込まれていて、長い年月を経て、業態は変わっても基本理念は変えていないという特徴を持つ。

また、「優秀な経営者が排出し、継続性が保たれているのは、こうした企業が卓越した組織であるからであって、代々の経営者が優秀だから、卓越した企業になったのではないのだろう。」であり、一代限りのカリスマ経営者に引っ張られて急成長した会社はビジョナリーカンパニーの域には達していない。

本書では、カリスマ経営者を「時を告げる」人とし、ビジョナリーカンパニーの基礎をつくる経営者は「時計を作る」人であるとしている。つまり、カリスマ性を発揮して、どんどん社員を導いて行くというよりも、仕組み作りに心血を注ぎ、一貫した経営(業態ではなくて基本理念)を貫く組織を作り上げるのだ。

さらにこのようなビジョナリーカンパニーと同じ業界の比較対象企業(十分に世界的に有名で一流企業だがビジョナリーカンパニーとして著者たちが認定しなかった企業)の対比を具体的に検証し、ビジョナリーカンパニーとはいったいなんなのかということを明確にしている。

ということで、この本マジでいい。ただ、本書でビジョナリーカンパニーとしている企業でも、最近はなかなか厳しい局面のところもあるけど、これらの企業はこの難局を乗り切って、やはりビジョナリーカンパニーということになるのだろうか?

投稿者 nekobara : 2006年10月25日 21:47


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