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2008年01月04日
[読書] 秀吉神話をくつがえす
| 秀吉神話をくつがえす (講談社現代新書) | |
![]() | 藤田 達生 おすすめ平均 ![]() 終章でがっかり 歴史本というより歴史哲学本でした 本能寺の変に限ると、光秀単独犯説のヴァリエーションへの転向か? 日本史の醍醐味を実感させられる労作です。 読みやすいのだけど・・Amazonで詳しく見る by G-Tools |
タイトルは「秀吉神話をくつがえす 」となっているが、「秀吉神話」っていったいなんだろう? と思いながら読んだ。世の中一般的には百姓から天下をとった秀吉はオールドジャパニーズドリームを体現した英雄ということだろうか。確かに墨俣一夜城、中国大返しなどなど、秀吉の逸話、伝説はたくさん語られている。
で、本書では秀吉は百姓の出身ではなく、商人の出であり、それゆえに独自の情報網をもっていたこと、武士にはない発想力をもっていたことで、織田家臣のなかでも異例の出世を遂げて行き、本能寺の変のあとの天下取りのためにかなり冷酷な手を駆使したことを強調している。
秀吉と明智光秀の関係や本能寺の変は光秀が発作的に起こしたのではないなどの説明に多くの紙幅が割かれている。学会や学説のことは良く知らないので、この本の主張がどれだけ、支持されているのかはわからないが少なくとも大河ドラマ等で仕込む秀吉像は、ドラマ用に都合良くデフォルメはされているということだろう。
細かい内容の真偽はよくわかりませんが、このような内容の本を読むのは本当に楽しい。
投稿者 nekobara : 2008年01月04日 21:52


終章でがっかり