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2008年12月03日
[読書] 蘇我氏四代の冤罪を晴らす
| 蘇我氏四代の冤罪を晴らす (学研新書) | |
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高校時代に転校した関係で、日本史を取らずに、世界史を2年受けるという形になってしまったため、日本史の勉強は中学どまりだ。だから、蘇我氏と言われて思い出すのは、カマキリにイルカが殺されちゃった大化の改新ぐらいだ。カマキリの相棒のナカノビックブラザーの名前はすっかり忘れていた。
そのぐらいの知識しかないので、「蘇我氏四代の冤罪を晴らす」と大見得切られても、そんなにイルカとエミシって悪い人だったのという緩い反応しかできなかった。
とにかく、蘇我氏の評判を挽回したいという著者の想いなのか、はたまた、世間の耳目を集めるためだったのか、「冤罪を晴らす」という刺激的なタイトルに釣られて、読んだ。
蘇我氏四代 稲目、馬子、蝦夷、入鹿の足跡とそれぞれの時代の大王や物部氏などの対抗勢力との関係を再検証して、従来の蘇我氏観とはちがう蘇我氏の実態を主張している。蘇我氏には、王家乗っ取りの野望などなかったということを証明したかったようだ。
私の前提知識がなさすぎて、そのあたりのことは、読んでもあまりピンと来なかったし、その論への賛否はまったく判断できなかった。しかし、聖徳太子や推古天皇などとの関係や時代背景に関することが知識として仕入れることができたので、素直に面白かった。
日本書紀についても、本書で紹介されていた研究によると、明らかに文法的な誤りが集中する部分があり、あまり中国語が得意でないものが追加した証拠と言われていそうだ。
「歴史はあとからも、作られる」時空を超えて、ロマンを感じた一冊。
投稿者 nekobara : 2008年12月03日 21:53


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