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2009年05月21日
[読書] 松下からパナソニックへ
| 松下からパナソニックへ 世界で戦うブランド戦略 (アスキー新書) | |
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「驚いた。だが、驚きはしなかった」とは、本書に出てくる幹部社員の言葉だが、私もこの報を聞いた時に同じようなことを感じた。
何度も言及しているが二十数年前、私が会社に入ったころの松下はマネシタと呼ばれ、技術的には後追いの会社というイメージが強かった。エンジニア的には魅力のない会社であった。
90年代、松下は低迷した。しかし、2000年になって、今の中村会長が社長になってから、松下は変わった。ディフェンディングチャンピオンから挑戦者に変身したのだ。
あの巨体を鍛え上げ、フットワークが良く、ダイナミックに躍動する会社に変革させた経営陣はすごい。その変革の流れから考えると、パナソニックへの社名・ブランド統一は必然だったのだろう。
本書によると、OB経営陣、創業家もパナソニックへの社名変更には特に異を唱えなかったそうだ。経営理念を変えないであれば、構わないと言ったそうだ。本質をしっかり理解している、さすがだ。
さて、本書だが、ここ数年のパナソニックの状況と社名変更にまつわる話、そして、今後のパナソニックの事業展開や技術戦略などが余す事なく網羅されている。個人的には、ユニフィエというデジタルデータ変換の基盤を中核に据えた商品戦略など、まったく知らなかったことを知る事ができ、ためになった。
本書にはパナソニックの幹部社員が顔写真付きで何人も登場してくるのだが、内容的にはプレスリリース以上のものがなかった。情報としては有用だったが、驚きや感動、わくわく感がなかった分、なんとなく物足りない感じだったのが残念。
投稿者 nekobara : 2009年05月21日 21:29

