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2009年06月01日
[読書] 金融大崩壊―「アメリカ金融帝国」の終焉
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隔月で開催している勉強会で、K沢大学のA木教授が今回の金融危機について、非常に分かり易く書かれている本として紹介してくれたので、読んでみた。
「16世紀に資本主義が始まって以来の地殻変動がいま起きていて、サブプライムローン問題はちょうど、その中間地点だということです。そうであれば、まだこの先、20年、30年、激動の時代が続くということです。」が、本書の結論だそうだ。
95年から、アメリカが仕掛けてきた金融帝国は終焉した。ドル基軸体制は終了し、アメリカは世界経済の主役の座からおりなくてはならない。かといって、ドルの代わりに基軸通貨を担える通貨は現状ではないために、無極化の世界が到来するという。
国家、国民、資本が三位一体で、それぞれの利害が一致した時代は過ぎ去り、グローバル化が進む現代では、資本が国家、国民の制約を飛び越えて活動する。今回の金融危機でも、国家、国民は痛んだが、資本は本当には痛んではいない。
資本は、実物経済への投資に回帰し、そのターゲットは、30億の人が今後中流化するであろうBRICsに向う。社会が成熟化して高度成長が望めない日本は投資対象としての魅力は薄く、かといって、投資主体として、積極的にBRICs等に投資しようにも、この20年で金融資産を増やせなかった日本は元手があまりなく、不利な立場である。
というショッキングな内容が満載である。この本を読んで、11年前に話題になった『マネー敗戦』(吉川元忠著)の意味がやっと腑に落ちた。『マネー敗戦』によると、80年代初頭に日本が大量購入した米国債の償還が2010年より、始まるという。償還を目の前に控えて、今回の金融危機で、円高ドル安が進んでいる。つまり、日本の金融資産がさらにどこかに消えてしまう。
一体全体、どうなっているのだ・・・・ !
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投稿者 nekobara : 2009年06月01日 23:53


分かりやすかった

マネー敗戦。