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2009年06月13日

[読書] 日本の難点

日本の難点 (幻冬舎新書)
日本の難点 (幻冬舎新書)宮台 真司

おすすめ平均
stars不快
starsうーん
starsエッセイ?
stars筆者にしか通じない言葉で書かれている
stars必読の良著!難解さを補って余りある内容。

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かしこいぼくちんの考えはどうだい、みんな目を覚ませよ・・・ とは書いてないが、おりこうさんぶりが鼻について、本書に拒絶反応を示す人が多いのではないかと、まずは感じた。

しかし、それだけで本書にレッテル貼ってしまうのはもったいないだろう。憂国の志士を自認する著者が、「社会の底が抜けた」日本を憂い、教育・宗教幸福観・外交・内政問題・食料農業問題などのもりだくさんの社会問題を一手に引き受け、一辺の躊躇も見せずにズバっと自説を展開していく。

自殺や無差別殺人の横行は、グローバル化、格差化が真因ではなくて、社会的包摂が弱くなっているからだといい、ロスジェネ論壇人をばっさりと否定する。

外交、安全保障問題では、「重武装+対米中立」を目指せと波風を恐れない直言を言い放つ。そして、郷土愛のリソースであった旧街道、旧商店街を寂れさせ、日本全国の風景を画一化しておきながら、それを糊塗するために、国旗国歌を持ち出す愛国者たちの欺瞞も指摘する。

そのほかにも論点盛りだくさんでついて行くのが大変な一冊ではあるが、かなり平易に書いてくれたのであろう、素人なりにもなんとか読み切れるようになっている。

さて、失われて行く日本の社会的包摂を、どうしたら、復活・再生することができるのだろうか・・・・これが課題だ!

投稿者 nekobara : 2009年06月13日 20:59


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