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2009年08月15日
[読書] 闘うプログラマー
| 闘うプログラマー[新装版] ビル・ゲイツの野望を担った男達 | |
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一応、この業界で長年飯を食ってきたので、WindowsNTの開発者がデビット・カトラーであることは知っていたし、業界雑誌の特集でカトラーのこと(WindowsNTは、カトラーがDECで開発したVMSの1文字ずらしたネーミングなんてうんちくが妙に記憶に残っている)や開発の経緯はある程度は読んでいた。
もちろん、WindowsNTの開発物語である『闘うプログラマー』のことも気にはなっていたが、読む機会がなかった。今回、上下二巻だったものが、新装版として1冊にまとめられて、復刊したので、さっそく読んでみた。
プログラマーならば、誰でもプロジェクト遂行の困難さ、大変さを身にしみて知っているので、新しいOSの開発がいかにビックプロジェクトで困難を極める仕事かを本書を読んで理解するのは容易でしょう。すぐに登場人物に感情移入して、面白く読める。プログラマーじゃないひとでも、何か組織で協力して作り上げた経験のあるひとなら、その人間ドラマを楽しめるでしょう。
さて、中心人物のカトラーはやっぱり紳士とはほど遠い存在である。すぐに怒るし、無理強いはするし、能力の低い部下には冷たい人間である。しかし、自分(達)のOSを作り上げるんだ、世間に残る仕事をするんだという意志は強い。平和主義だけでは、偉大なOSは作れない。闘える人間だけが偉大な仕事を成し遂げるのだ。
当時、1週間に一度リブートしなければ動作が不安定になったWindowsNTのことは随分バカにしたけど、本書を読むと、WindowsNTの開発は確かに凄い仕事だったと思う。この開発のおかげで、サーバにもマイクロソフトのOSが使われるようになり、クライアントサイドもWin95からWin2000,XPへと上手くステップアップさせることが出来たのだから、マイクロソフトへの功績は計り知れないだろう。
投稿者 nekobara : 2009年08月15日 21:30
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