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2009年09月15日
[読書] パレスチナ問題を解く
| パレスチナ問題を解く―中東和平の構想 (ちくま新書) | |
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『イスラエル』(岩波新書 臼杵陽著)は、学者の本であったが、こちらはジャーナリストの本。ちょっと古くて96年の出版。オスロ合意の当事者イスラエルのラビン首相が暗殺された翌年で、アラファトPLO議長は生きている時代だ。
湾岸戦争で、PLOのアラファト議長はイラクのフセインを支持してしまったために、アラブ諸国の支援が途絶え、ひん死の状態となってしまった。PLO存続の危機を打開するために、イスラエルに大幅な譲歩をして、オスロ合意に至り、パレスチナ暫定自治区政府として、PLOは延命した。
しかし、この暫定自治区政府は「土地」と「入植地」を除外し、「住民」だけを対象にした統治システムであり、イスラエルの外部からのコントロール下で住民行政が進められる、形を変えた「イスラエル支配体制」の立て直し・再編プロセスの始まりにすぎないということだ。
問題の根源は、欧州で発生したいわゆる「ユダヤ人問題」を、発生地においてではなく、歴史的にも、そして道義的にも何ら責任を有さないアラブ世界に転化させる形で「解決」を図ろうとした英、仏など欧州列強の無責任さにある。
となると、英仏独にユダヤ自治区でも作って、イスラエルからそこに移住してもらうのが筋ってもんだよな・・・暴論だろうけど
投稿者 nekobara : 2009年09月15日 21:14

